書いてみて一つわかったこと。
日常物を取り扱う場合、小説は『短編連作』もしくは『物語全体を通して、何らかの問題に取り組む』というスタンスじゃないとだめだ、ということ。特に物語の起伏のないような日常は、書き手としても読み手としても酷い事になる、ということ。
生徒会とか四コマとかもそうですが、日常物って話の一つ一つにテーマというか話の切っ掛けというか、そういうのがあるのですよね。こうなってくると、話を一から書く必要って、ほとんどなくなるわけで。むしろ助長レベルになってきてしまい、ホントどうしようもなくなるわけで。
……そんなわけで、『応募作に向かないような、問題の起きない日常物』を書いていて、そういった判断を下しました。……これはダメだ。
そもそも、僕は何らかのファンタジーとかの非日常を織り込んだ物語じゃないと、まともに成立しない話ばかり書いていたので、これは普通に難しかった。というより、書き方がまるでわかっていなかったのでしょうねぇ……。
いくら平凡な日々を物語にしようとしたって、何か大きな出来事がないと話として成立しないわけで。元々ファンタジー要素を主軸に物語を作っていたので、その辺をすっかり失念していたようで……今描いているヤツは、たぶん没ですね。設定は何かに活かしたいところですけれど。
……僕、いつになったら、まともな話の一本でも描けるんでしょうかねぇ……?
話は変わりまして。
『バタフライ効果』という言葉があります。もしくは『風が吹けば桶屋が儲かる』でしょうか。小さな事が大きな事に繋がったり、関係ないようなことが妙なところに影響を及ぼしたり。そういうのを身をもって体験した話。
前回の記事で体調崩したといいましたが、その後、親知らずの痛みが酷いことになり、翌日くらいに38度の熱を出してしまう始末に。
結果、昨日医者と歯医者に行って片っ端から症状を治す苦行に行って参りまして……その課程で、ある連鎖を見つけました。
・まず、毎年季節の代わりに引く軽い風邪の症状が発生。
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・翌日、インフルエンザの予防接種を受ける。
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・その翌日から、体調が悪化。熱こそ出ない物の初期の風邪が強化された状態に。
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・数日後、かぜにより免疫力が低下したことにより、親知らずの炎症が発生。歯茎が腫れ、膿やらゴミやらが溜まり激痛を引き起こす。
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・ほぼ同日、発熱を引き起こすレベルの風邪を引き、手に負えない状態に。
と、普段なら見過ごすような問題がとんでもない事態を引き起こしてくれまして。もう笑うしか無かったです。
今は昨日の医療機関のハシゴのおかげでずいぶんと楽ですが……もう、こんな目に遭いたくないですね。とりあえず、風邪が治ったらすぐにでも親知らずを抜いてもらうつもりです。