今日はなぜか忙しく……というか、予想だにしなかったトラブルが多く、気がつけばパソコンを始めたのもかなり遅くなっていました。というわけで、巡回やらなんやらをかなり飛ばしています。ニコニコもかなり開くのを諦めているやつ多いです。一時間近く普段より少ないと、やっぱりきついです。えぇ。頭痛もしているので、いよいよ思考が回っていませんし。
そして、またしてもこういうタイミングで、ネット回線の調子がすさまじく悪かったりします。勘弁して欲しいですよ、まったく。おかげで召使もリグレット(殿堂入りおめでとうございます!)も聴けない……。ぼからんは意地でも聴きますが。
で、昨日の小説配布の話ですが、とりあえずどこかでZipファイルをダウンロードできる形にして、そのアドレスを読みたいといってくださった方に教える、という形にしようと思います。無理だったらメール配信という形になるでしょう。どのみち、今日のことにはならないと思うので(時間的な都合と、ネットの重さのせいで)、また後日方法は書きます。
というわけで。今日はやけに時間が無い上、ネタも無いためまた駄弁らせます。あぁ、最近、コメントを付けれないことがやけに多いですが、ただ時間が足りないだけです(昨日もそうでした)。ちゃんと見てます。……土日がネット不可なので、平日くらいしかコメントまともに出来ないのに……あうぅ。
「私は躁病、セツは鬱病」
「いきなり何事だ!?」
「そういう関係に、私はなりたい……」
「関係性ゼロだよ! ただ病気患ってる二人だよ、それ!」
でも、僕が鬱病というのはなかなかにありえる話だった。主に、こんな突発的な発言をするクラスメイトのせいで。……あぁ、なんとなく、トワもあってる気がする。テンション高すぎだ。
そんな感じで、例によっていつもの二人である。僕がツッコミ、トワがボケという、あまりにもいつもどおりすぎる展開。……あぁ、マジで鬱になりそうだ。この調子だと、冗談抜きで精神的にダメになるかもしれない。
ただ、いつものパターンで、これに返さないわけにもいかないので。
「で……トワ、いきなりなんでそんなこと言い出したわけ?」
「ん? いや、なんとなく」
らしいです。彼女はにっこりと微笑みながら、そんなことを言い出しました。
ただ、今回はちょっとだけ考えがあったらしく。
「なんとなくだけどさ……私たちって、それくらいの温度差がある気がするんだよね。や、そりゃ性格的な問題なんだけどさ」
「まぁ、だからって僕までテンション高かったら、色々収拾付かなくなると思うよ?」
「そうなんだけどさ。……そうなんだけどね」
と、なんだか珍しく、彼女らしくなく、ずいぶんと歯切れの悪い口調である。……ん?
トワはしばし「うーん」と唸りながら、何かを黙々と考え、口をかすかに動かし、声になっていない声を呟いていた。……それを、不意にやめてから。
「そう、距離感。私たち、何気に一緒にいる割りに、すっごい離れてる気がする」
「……そういうこともあるだろ」
いきなり何を言い出すのやら。確かに世の中、似たような性格の方が仲が良かったりするが、全てがそうというわけでもあるまい。
……って、そういうことか。似ているほうが、近い……そういう考え、ね。
「まぁ、別に気にすること無いんじゃないかな?」
「鬱病のこと?」
「なんで僕精神病持ってること確定してるんだよ! 性格のことだよ!」
「うん、わかってる」
「おい!」
……こほん。
「なんていうかさ、プラスとプラスだったら、そりゃあプラスだよ? だけど、マイナスとマイナスだったら、結局プラスにならないわけだし。プラス同士でも、どちらか片方が強ければ、対立とかも絶対あるからね。マイナス同士は……化学反応でも起これば、プラスになるわけだ」
「暗い人間×2、とか?」
「……例えが悪いけど、そんな感じ」
……なぜぇ僕のほうをじっと見ながらそれを言う? や、僕が暗い人間というのは、自覚あるけど。
で、結論。
「それで、僕らの場合。トワがプラス、僕がマイナス。一見仲が悪そうに見えるけど……実際はどうかな?」
「どうかなって言われても……」
「答えは、ゼロ。何も起こってない。ただ、いつもの日々が繰り返されてるだけ。違う?」
「…………」
トワは何かを言いたそうにしていたけど……けれど、なにも言い出さなかった。おそらく、僕の答えとトワが最初から考えていたことは同じらしい。だから、こんな話題を出してきたのだろう。プラスでありたいと思ったから。
僕はちょっとだけ、嘆息した。
「確かに何もないけど、僕はこれでいいと思うんだよ。てか、今のままが楽しい。……いや、まぁ、トワに振り回されてばかりな気がするけど……でも、それでも、現状が、ゼロである今が好きなんだ。ケンカにもならないし」
「……それは、そうだけどさ……」
「それとも何? これ以上、何か欲しいわけ? それとも、今が嫌?」
「…………そうじゃないけど……。そうじゃないんだけど……」
「だったらそれでいいんじゃないかな? もし嫌なら、それなりの理由がいずれ出てくるだろうし」
僕が苦笑すると、トワはやっぱり何かを言いたそうだったけど……結局、瞳をそらしてしまった。
「……セツ、こういうときの態度、きついよね」
「何か言った?」
「別に」
……きついわけじゃ、ないんだけどね……。ただ……。…………。
なんだか気を落としてしまったらしいトワに、僕は軽い口調で。
「そういえば、トワって僕の書いた小説、まだ読んだことなかったよね? 今は『アナザーデイズ』って小説を書いてるんだけど、今度読んでみる?」
「……あれ? セツって知ってる人に小説見せるの、嫌いじゃなかったっけ?」
怪訝そうな彼女に、僕は小さく微笑みかける。
「そうだね。たぶん、『人間関係でゼロ』だったら、見せようと思わないかな。人間性の面でゼロだったら、関係ないし」
「……あ」
「そういうこと」
トワが言うのは、あくまで性格の意味でのプラスマイナスだ。僕にとって、友人というレベルでは、彼女はかなり高数値をたたき出しているわけで。
……それに、彼女にはちょっと、読んでもらいたいとも、思っているから。
「じゃあ……今度、ね。読むの苦手だから、すごく時間掛かりそうだけど」
「あれ? トワって小説読まない人間じゃなかったっけ?」
「…………」
「って、なんで首絞めるのさ! 痛い! なんかすごく痛い! ってか、トワの手、かなり赤くなってるよねぇ! 力入れすぎだろ、これっ!」
……訂正。数値はやや下落気味である。
…………疲れてるのかな、僕……? 何を書いているんだ、何を。