どうにも疲れが抜け切らないらしいです。時間も以前より少なくなっている気がします。……反比例して、ネタもどんどんなくなっている気がします(無関係)。や、世間一般と比べたらかなり楽なのでしょうけど。時間の上手い使い方を知りたいところです。
……そうじゃないと、今週は全然小説に手を付けれていませんし……。せめて、8月までにはある程度改善させて……無理っぽいです。思えば、今月は恐らく、メチャクチャ忙しいですから。
……ネタも無いのでさっさと駄弁らせまーす。どうせ、このまま続けてもボカロとかそういった話ばかりになりそうなので。
「例え世界の全てが、君の敵になろうとも……僕は先に逃げるから」
「うぉい」
最悪な替え歌だった。僕が好きな曲だっただけに、速球にツッコミを入れてしまうほどだった。感動の曲になんてことを。
で、例によってトワは「そんなこと言われてもねー」と、自分の意見を意地でも通すつもりらしい。仕方ないので聞いてやる事にする。どうせ、そうしないと話が続かんし。
「や、そりゃあ私もこの曲は好きだよ? セルフエコノミーに定評のある曲だし。でも、私だったら絶対に世界全部敵になったら、挫折する」
「まぁね。それは僕も同感するよ。ゲームだってそうだけど、ラスボスが世界滅ぼそうとするのって相当な意思とか、能力とか、そういうのがないと言い出せないだろうし」
もっとも、この曲の場合は世界の全ての人から、どうやって守るかということが議題となっている。詳しくはここの管理人が嫌というほど記事に残しているボカロ楽曲を参照にしてください。
というわけで、こんかいのテーマは。
「もし全世界を敵にする場合、どうやって切り抜ける?」
「……なんでこう、最近ずっと壮大なテーマばっかりなんだよ……」
前回もそうだったが、この手のテーマはギャグにしづらいのだ。それこそ日常をテーマにしたものだったら(テストだったり校則だったり)容易にネタに出来るというのに。……いや、まぁ、そもそもにして僕はそういうのを望んでいるわけではないのだが。
「まずは私のターン。とりあえず、世界を敵にしたなら、最後まで抗う。そして最後の最後で散る」
「マトモ!」
一番ツッコミにくい発言だった。
「いや、だって無理じゃない? 世界全部敵だったら、逃げ場ないし」
「このテーマ振った人がなんで一番に諦めてるの!? ねぇ、また僕に丸投げするつもり!?」
「いや、それだと私のギャグキャラとしての立場が危ぶまれるからダメ」
「僕がギャグに走ること前提!?」
「というわけで、私はもし全部敵に回したら、いっそ世界を滅ぼすのがいいと思います。全部なくなれば敵は居ないし」
「すごく、ラスボスの考え方です!」
「――ゼロになれ」
「その人はむしろ味方メチャクチャ多いから! 立場逆だから!」
「どうでもいいけど、体力をゼロにしたら人って死ぬのかな?」
「知らないよそこまでの設定は! とりあえずライフボトルでなんとかなるとは思うけど……」
「……世界ってさ、エネルギーの概念だったら何になるのかな? とりあえず、地球の核の温度をゼロにしたら、なんだかんだで世界は滅びると思う」
「だから、なんでさっきから世界滅ぼす方面の話に進んでるの!? 完全に悪役じゃん!」
「じゃあ、もう、逃げ切る方向で。ほとぼりが収まるのを待つ方向で」
「極端だねぇさっきから! いや、まぁ、第一にどうして世界から非難されてるか、その設定が定まってないのが問題だけど……」
「食い逃げ」
「世界厳しいなぁおい!」
「万引き」
「世界=地元のレベルだ!」
「じゃあもう、存在=世界から非難される、で。昔でいう、双子は悪いみたいなもの」
「……あんまり強くいえないけど、その場合生まれたらすぐ殺されるからね?」
「魔王なら可でしょ? 存在自体が悪だし。……あ、だったら最初の世界滅ぼすって考え、あってるじゃん」
「…………」
……すっかり失念していた。世界から非難されるって、基本的に完全な悪じゃない限り、ありえない話だった。つまり、話の根底は何気に彼女の方がしっかりと捉えていたということで……。……トワに負けたのがすごいショックです。
僕が肩を落とし、トワが「やたー」と一通り喜んだ後。
トワは「ところで」と切り出してきた。
「セツだったらどう答えたの? 世界の全てが敵の場合」
「当然、逃げるね。……それも、『世界の全て』からじゃなくて、『世界』から。そうすれば、敵は居ないから」
「それって無理じゃないの? それこそ、平行世界とか無い限りさ」
「……そうだね」
僕の回答が気に入らなかったのか、トワは「むぅ……」と頬を膨らませていたが、結局諦めた様子で次の話題へと移っていった。
……まぁ。
……僕のこの考え方は、意外と、真意だったりするわけだけどね。
…………とはいえ。
もう関係の無いことだけど。……もう、終わったことだけど。
と、妙な終わり方をしていますが、そんなに気にしない方向でお願いします。当面、この台詞の意味が明かされることは無いので。……下手したら、ずっと無いので(苦笑)。